個人居酒屋経営で生ビールと瓶ビール、2種類用意する意味ありますか?

今回は居酒屋で恐らく一番飲まれる飲み物ビールに関してお伝えしていきます。

ビールですが生ビールと瓶ビール、両方用意してあるお店がありますが、個人居酒屋経営のお店の場合どちらかに統一する事をお勧めします。

理由として場所を取ってしまう事、特に個人居酒屋は小さなコンパクトなお店が多いと思います。

そこで無理して両方用意するよりどちらか1つに力を入れた方が良いと思いませんか?

ビールを専門にしているお店でしたら、生ビールの種類や瓶ビールの種類を増やすべきですがそうでない場合はビールは生ビールのみ扱う、生ビールを扱わないなら瓶ビールのみ提供。

よって今回はビールは1種類に絞るメリット、生ビールと瓶ビールのメリットデメリットについてお伝えしていきます。

1種類にすべき理由

今の時代、生ビールでないと嫌だ、瓶ビールではないと嫌だ、という人はほとんどいません。

私のお店も瓶ビールを止めて生ビールのみの提供ですが瓶ビールが良いというお客様はほとんどみません。

2種類も用意すると場所を取ってしまう、少しでも広くする為に1種類にしたのですがだいぶスペースが空きました。

 

生ビールの場合、サーバーを設置、炭酸ガス、生ダル、グラスを冷やす冷蔵庫、ジョッキ、の準備が必要です。

瓶ビールの場合、瓶ビル、瓶ビールを冷やす冷蔵庫、ジョッキとは別に瓶ビール用のグラス、冷やした方がベスト。瓶ビールをストックする場所。

実際2種類置いてあるお店も多いかと思いますが場所を凄く取っていると思いませんか?

それを1種類にした方がスペースを大きく取れて効率よくなると思いませんか?

大型店で両方とも需要がある、広いお店でしたら2種類置いてもよいですが、小さな個人経営の居酒屋の場合でしたら1種類ににする事をお勧めします。

生ビールのメリット

管理がきちんと出来ていれば凄く美味しいです。

逆に管理が出来ていないビールは残念ながら美味しくない、後ほどデメリットでもお伝えします。

 

生ビールは瓶ビールや缶ビールにはない美味しさがあります。

その証拠にビール工場の生ビールはきめ細かい泡で凄く美味しいと感じると思います。

 

居酒屋では”まずは生ビール!!”と注文して大きなジョッキで乾杯をする事が出来る。

非日常、居酒屋らしさを味わう事が出来ます。

瓶ビールに比べて生ダルを冷やす必要もなく、沢山注文されても対応しやすいです。

生ビールのデメリット

生ビールは管理が大変です。

営業前に樽の温度を確認してガス圧を毎日調整。

そして営業後には毎日洗浄する必要があり、最低1週間に1回はスポンジ洗浄。

生ダルを開封してから3日以内の提供が望ましい。

 

開けた日数で若干味が変わる。注ぎ方で味が変わる。注ぎ方でロスが発生しやすい。

生ビールを注ぐ専門家がいるように人の技術や努力によって味が多く差が出ます。

よって管理をきちんと出来ていれば最高に美味しいビールが提供出来るのですがそうでないお店が多いのが現状です。

 

今の時代、生ビールの安売りだったり1円でも安く提供している飲食店が多い傾向なのでここはあえて値段を上げでも最高の一杯を出しているというお店、コンセプトにする事をお勧めします。

私個人的にビールを頼む場合、美味しい生ビールをウリにしているお店以外は瓶ビールを頼む事がほとんどです。

瓶ビールのメリット

瓶ビールのメリットとして栓を抜けば提供出来る。生ビールより速く出せます。

これは生ビールも注げばすぐ提供出来ると思いがち、経験者なら分かって頂けると思いますが瓶ビール10本と生ビール10杯では提供時間に大きく差が出ます。

生を1つ注ぐと泡が減ったり、泡の比率が10個もあればバラバラになってしまう、そして途中生ダルが無くなると交換に時間が掛ってしまう。

さらに追加でビールを注文された場合は瓶の場合、栓を開けて持っていくだけなので提供時間が短縮出来ます。

 

総合的に瓶ビールの方が早く提供出来ます。

あとは瓶ビールはお酌でお互いの距離を近くする事が出来る、生ビールでは出来ない良さもあります。

瓶ビールのデメリット

デメリットとして値段を取りずらい。

生ビールの方が原価が分かりずらい(今は生ビールの原価も分かっている人が増えているのであまり関係ないかもしれません)。

 

瓶ビールを保管場所が必要でさらに冷やす冷蔵庫が必要、冷やす時間も必要。

出過ぎると間に合わなくなってしまうという事があります。

よく居酒屋で瓶ビールを頼んだら冷えていないビールが出てきて残念だと思う事が多々あります。

ちなみに瓶より缶の方が冷えやすいです。

 

チルド室(0度)に缶ビールを入れてキンキンに冷やしたビールが一番美味しいという方もいます。

私も凍る寸前の温度まで冷やしたビールが一番好きです。

まとめ

大型店、場所が広く取れるお店以外は1種類に絞る。

2種類用意して2つとも中途半端のビールを提供する位なら1種類に全力を注ぐ。

その絞った1種類で最高の管理が行き届いた生ビールを提供。

瓶ビールの場合も温度をきちんと管理、ぬるいという事がないようにする。

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