差別化出来てない居酒屋は必ず閉店に追い込まれる

今回は差別化出来ていない飲食店や居酒屋は必ず閉店に追い込まれるという事でお伝えします。

例えば、極端ですがこういった居酒屋が近所にオープンしたらどう思いますか?

生ビール500円。刺身1,000円。枝豆500円。からあげ600円。お新香400円。という何も魅力的にではない、至って普通のお店。

もちろん実際の店構えや雰囲気、立地によってまた感じ方は変わってくると思いますし、今回は値段しかお伝えしていないので何とも言えないと思うかもしれませんが、それでも実際にそういったお店のオープンを知ったり、お店の前を通っても、ほとんどの人はまず行かないと思います。

その理由に何も感じない普通のお店、全く差別化出来ていないからです。

もっと言いますとそのお店に行く理由がないからです。

 

ひと昔前までは情報が少なかった、たまたま歩いたり、車を運転していたら飲食店を見つけてお腹が空いたからとりあえず入ってみようという感じでした。

しかし、今はネットですぐに調べる事が可能で、飲食店を選ぶ場合、まずは食べたい料理だったり飲みたいお酒を考えてから、そのお店をネットで探してそのお店を目指して行くという感じです。

なので極端ですが、どんなに良い場所にお店があったとしても差別化出来ていないお店はスルーや素通りされてしまいます。

なので先ほどお伝えしたお店の内容だと差別化出来ていないから普通と思われてしまいそのお店の存在を知る事が出来ても入店までには至らないです。

 

それがちょっと差別化、個性を出す為にこういうメニューだった場合はどうでしょうか?

例えばメガジョッキ1L生ビール500円。産直朝どれ刺身5点盛り1000円。茨城県産枝豆。という表記。

他には生ビール200円(17時~19時限定)。刺身盛り合わせ300円(1日10食限定)。お通し枝豆食べ放題。という金額をメインに分かりやすくお得と分かる方法。

どちらが正解かは実際に見た方の年齢層だったり地域で変わってくのですが、少なからず最初にお伝えした値段表記より確実に行ってみようと思うお客様が出てきます。

 

例えば最初にお伝えした値段表記だと1000人見て1人来るか来ないかだったのが、後半にお伝えした表記だと1000人見て50人来てくれたとすれば50倍の差が出ます。

そこで実際に50人来たお客様が、このお店良かったと判断してSNSでみんなに教えようと思って発信したり、知人や友達に”あのお店よかったよ!!”と口コミで伝わったり、次にリピートする時にその友達などを連れて来るという感じです。

先ほどお伝えしたSNSで発信した人のフォロワー数が1000人いた場合、これも極端ですがそれを見た方がまた新たに50人来るという可能性があり、またそれを見た方が来店、SNSで情報発信、そして繁盛店になるという感じです。

 

そうは言っても実際はそんなに上手く行かない、甘くないと思われた方もいると思いますが、先ほどお伝えした差別化や表現方法を何回も思考錯誤して行い続けるのです。

週に1回その差別化した情報を発信したり更に分かりやすいように改善し、常に良い情報を発信し続けていったらどうでしょうか?

週1回、1か月約4回、半年で約24回、日々改善し続けて見た方が来たいと思うような内容、もっとわかりやすく差別化出来ている内容だったら上手くいく可能性が更に高まると思いませんか?

極端ですがもっと早く成果を出したい場合は、毎日行い続ければもっと早く成果が出るはずです。

それでも実際に差別化といっても値段を安くして売れば利益が残らないし、どういった事を差別化すればいいのか?という事について次からもう少し細かくお伝えしていきます。

差別化は人それぞれ感じ方が違う

差別化が絶対に必要と何となく分かったが、実際にやってみると人によって感じ方が違うと気づく事があると思います。

例えばビールを差別化しようと思ったら、値段を安くしたり、生ビールのジョッキをメガに変更するなど。

他には地ビールやクラフトビールを提供する事も差別化です。

沢山飲みたい人にはメガジョッキで提供するのは響く差別化、一度行ってみようと思う事に繋がりますが、そこまで沢山飲みたくないや年齢的に普通のジョッキで十分と思う人には全く響かない、差別化しても無意味、逆に行きたくないという事になってしまいます。

地ビールやクラフトビールもビールが好きな人からすれば嬉しい、一度行ってみようと思うのですが、どのビールでも良いと思っている人にはそもそも何のビールでも良いから安い方が嬉しい、例えばビール300円にして安い方が来店に繋がったりもします。

 

なのでまずはどれが正しい差別化か分からないと思った方は、ターゲットをまずは決めて下さい。

私自身、実際の飲食店をアドバイスもしたりしますが、どういったお客様に来てほしいのか?と質問すると”全てのお客様”という答えが返ってきり、”近所には老若男女いるからどの客層が来ても対応できるようなお店にしている”という答えが返ってきたりします。

他にはそもそもそんな事を考えた事がないから分からないという答え。

ちょっと厳しい事を言いますが、全てのお客様に満足させるのは不可能とまずは理解して下さい。

なぜなら飲食店は周り近所に沢山あるからです。

田舎みたいに周りに飲食店がほとんどないエリアだったらどうなのか?という意見もあるかもしれませんが、そういうエリアはそもそも飲食店の需要がない事がほとんどです。

もちろん人口に対して、飲食店を利用したい人の割合を炙り出して、需要がある場所に出店する方法もありますが、今の時代、そういった場所は日本ではほとんどありません。

 

極端な事を言えば、良い場所というのは家賃や地代が高くなっているという事がほとんどです。

ここで1つ飲食店経営を成功しやすくなる方法をお伝えするなら、良い場所でお店をオープンする事によってオープンした労力が大きく変わってくるという事です。

話が少し逸れますが例えば、うちのお店のエリアの相場が10坪20万円の家賃とした場合、隣のお店は10坪10万円の家賃という極端な値段差が知らないだけで実際にあります。

家賃なんてほとんど差が無いと思ったりしますが、稀に大きく差がある所があります。

稀になのでそういった物件はあまり出回る事もないですし、出回る前に不動産屋さんが抑えたり、上客に勧めたりして出回る事がないのが現状です。

そこで実際に物件探している人が不動産屋に来てくれた場合は契約してほしい、契約してもらわないと1円も売上が上がらないから、契約を促す言葉で”このエリアはそこまで差が無いから決めた方が良い”などと言ってきたりします。もちろんそうではない不動産屋さんもあります。

では実際に良い場所、例えばこのエリアでこの価格だったりと家賃が安い場所を見つける方法に関しては、話が長くなるのでまた次回以降にお伝えしていこうと思います。もし見逃したくないと思った方はまずはチャンネル登録していただけたらと思います。

 

先ほどの話に戻りますが、差別化も人それぞれ感じ方が違うので、まずはターゲットをきちんと決めてる。

例えば30代~50代の男性をターゲットにすると決めれば、あとはその30代~50代の男性が喜ぶようなお店にするのです。

30代~50代の男性がお店に利用する場合はちょっと若くて元気な女性のスタッフがいたら喜びそうと考え実際に入れたりする。

他には30代~50代の男性だったら料理は見た目で可愛い料理なんて求めてないから、美味しさやボリューム重視にするなど。

 

もちろんそこでターゲット以外の客層、例えば若い女性のお客様が来たりする事もあります。

30代~50代の男性をターゲットにしているお店な為、どうしてもリピートする確率が下がってしまいます。

そこはあえて捨てるというか合わせる必要はありません。

そこを無理して拾っていこうという努力をするのではなく、一度決めたターゲットの30代~50代の男性が来てくれるようなお店に磨きをかけるのです。

そこでたまたま若い女性が来てリピートしたらそれは良しとして、気を付けるべき所としては、ターゲット以外の客層が来たからといって無理に合わせてはいけないという事です。

 

無理に合わすことによって一度決めたターゲットの30代~50代の男性が居心地が悪くなってしまい離れてしまうという事にもなってしまいます。

まとめますとターゲットを1度決めたらその客層が喜ぶようなお店作りにして、それ以外の客層が来ても無理に合わす必要がない。そこでターゲット以外の客層がまたリピートしてくれたらそれは良しとして、あくまでも一度決めたターゲットのお客様を変えない事が重要になってきます。

お得と思わせるのも差別化

先ほどの値段を下げる事によって差別化も実際に使える方法です。

しかも利用するお客様から分かりやすいというメリットがあります。

なので飲食チェーン店は低価格で集客している。

分かりやすいからお客様がすぐに反応してくれて実際の来店に繋がり売上を上げる。

 

そうは言っても最近の傾向で安くしてはいけないという事がありますが、戦略があれば安くして問題ありません。

実際に100円回転すしチェーン店が人気になる前は安すぎるから、絶対に変なネタを使っている、そういった悪評もあったり他には経営としては絶対に成り立たないという事でしたが、ここ数年、どんどん利益を伸ばし続けています。

詳しく知りたい方はスシローやくら寿司の四季報をご覧になっていただければと思います。

なので安くするのが悪いのではなく、その価格にあった物を提供しないと安くしても高くしてもお客様は来てくれないという事です。

 

スシローやくら寿司は100円で提供できる最高の商品を常日頃考えて、実際に行い続けているから業績を伸ばし続けているのです。

なので極端ですが、100円でも500円でもその価値、お得と思わせるメニューを作って提供すれば安くても高くても関係がないという事です。

これは個人もチェーン店も基本的には変わらないです。

但しチェーン店は大量に食材を仕入れて仕入れ価格を徐々に抑えて利益を伸ばす戦略を取っている所が多いので、そこで個人店が何も考えずただ安くするのは危険です。

 

繰り返しになりますが、戦略あっての値下げだったり値上げです。

なのでこれから飲食店を経営しようと考えている人で安くすればお客様が来ると考えたり、安くすれば利益が残らないから値段設定を高めにすればいいという安易な考え方で開業しないようにしましょう。

結論、値段に合った価格だった場合は高くても安くても関係がない。

コストパフォーマンスが高いとお客様が感じてくれればお客様はまたリピートしたり、口コミやSNSで情報が拡散されて繁盛店になっていくのです。

その為にお得と思わせる差別化をしていきましょう。

以上話が逸れる事もありましたが今回は差別化出来ていない飲食店は必ず閉店に追い込まれるという事でお伝えしました。

まとめ

お客様が飲食店を探している時に選ばれるお店にする為に差別化が必ず必要。

差別化する為にも必ずターゲットを決める必要がある。

ターゲットが決まればその客層が喜ぶような事を考えどんどん行い続ける。

見た方が誰でも分かりやすい差別化として値段がある。

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