今回は2012年に実際に私がオープンしたバーのオープンまでの費用についてお伝えしていきます。
場所は東京都台東区。
駅から徒歩1分1階店舗。
約20坪の広さで家賃14万円。
オープン迄の費用は約300万円です。
この物件は飲食店ドットコムで見つけました。
家賃が相場より圧倒的に安いのでこういう物件を見つけて掴んだ時点で成功率が大幅に高まります。
では次からいくら掛ったかもう少し細かくお伝えしていきます。
目次
初期費用
保証金6か月(84万)、礼金2か月(28万)、前家賃1か月(14万)、不動産手数料1か月(14万)、造作譲渡金100万円。
計240万円です。
他の契約条件として更新料1か月(3年に1回)。
保証会社加入必要なし。
入居側としては無駄なお金を払う必要がないので好条件です。
さらに好条件として都内の飲食店ではまずありえない償却無し物件。
償却とは契約終了する時に支払うお金で償却なしは借りる側としては好条件です。
ちなみに当初の造作譲渡金は190万円でしたが交渉して90万円値引きで100万円にしていただきました。
こちらの物件を選んだ理由としてまず駅から徒歩1分の駅近物件だったという事。
そして駅から近いのに相場より圧倒的に安い家賃。
造作状態が悪くなかったという事です。
物件探している方がいましたら是非参考にしていただけたらと思います。
私自身、東京都23区内の相場は把握しているので割安か割高が即判断して申し込みを入れて速やかに交渉して決定という感じです。
どうしても好条件の物件は決まりやすいので普段から出店したいエリアの相場は必ず把握、勉強しておくことをお勧めします。
把握していないと割高か割安かも判断できません。
割安と判断したらその場所を押さえる決断力が必要です。
なので出店したいエリアの相場は必ず把握しておきましょう。
オープンまでの費用
営業許可書16,000円前後。
お店営業に足らない食器類や備品5万円。
グラス(全て協賛)で無料。
酒代30万円。
中古業務用冷蔵庫7万円。
看板張替え10万円。
計約53万円です。
初期費用240万と53万円で300万円も掛かりませんでした。
当時は借入なしの全て自己資金でオープンです。
先ほどの初期費用は契約日前に全て支払う必要がある費用です。
なので先ほどの240万円を支払って、契約をしてお店の鍵が貰える感じです。
その後にオープンまでの費用が掛かるというわけです。
そしてお店の鍵をもらって入居したらオープンの準備をどんどん進めていきます。
必要な物や備品、全て紙に書きだしてオープンまでにすべて揃えるのです。
お店入る前に何が必要が全てチェック、把握していたのでお店の鍵が貰える時には全て搬入や買い忘れがないかの確認です。
そして看板の張替えも事前に見積や発注していたので即工事スタート。
冷凍冷蔵庫がリースと聞いていていたので事前にリースの条件を確認し割高と判断して解約。
もちろん解約費用は発生しない条件です。
代わりに中古で同じサイズを7万円で購入しました。
確かリース費用が月15,000円だったので半年で元が取れるから購入と判断。
よく中古だと壊れやすいイメージですが、意外と壊れないです。
今の冷凍冷蔵庫も中古の2年落ちで購入しましたが、7年間まったく故障1つなしです。
もちろんフィルター掃除は定期的にやって下さい。
フィルター掃除を定期的に行う事によって冷凍冷蔵庫の負担を減らして長持ちさせたり、余分な電気代が掛からなくなるためです。
お店の看板ですが意外と高いのでよく考える必要があります。
オープン後に追加で作る事が出来ます。
1階店舗の場合で外から店内の様子が見える場合は正直そこまでお金を掛ける必要がないと思います。
簡単なブラックボードをお店の前に立て書く方法もあります。
お店の外観と店構えのバランスが重要です。
なので今まで食べに行ったお店で外観と店構えのバランスが取れているお店がある場合は写真に撮っていざ自分がお店をオープンする時に参考にしてつくる事をお勧めします。
看板のポイントついて1つお伝えするなら、看板を見て何のお店かわかる必要がある事。
そしてその看板を見て入ってみたいと思うか、興味を持ってくれてお店の内容を検索したくなるお店なのか。
自分がカッコいいと思う看板ではなくてお客様として入ってみようや今度行ってみようと思える看板にすることです。
話戻しましてお店オープンまでにやるべき事はお店を契約して鍵をもらう。
内外装工事(行う場合)、備品搬入、保健所検査日予約、営業許可証取得後オープン。
他には場所や規模によって防火管理責任者届け出が必要になります。
是非参考にしていただけたらと思います。
まとめ
場所選びで今後成功出来る可能性が大きく変わる。
相場を知った上でお店を契約すべき。
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