今回はちょっと違う視点、垂直思考(ロジカルシンキング)から水平思考(ラテラルシンキング)でお伝えします。
簡単に説明しますと垂直思考は論理を深めるには有効である一方で、斬新な発想は生まれにくいとしている。
これに対して水平思考は多様な視点から物事を見ることで直感的な発想を生み出す方法です。
詳しく学びたい方はこちらの本で学んでいただけたらと思います。
ということで今までは仕入値段を安くしてコストパフォーマンスを上げる戦略をメインにお伝えしてきましたか、今回はお金を書けない接客方法、お店の価値を高める戦略についてお伝えしていきます。
お店の価値を上げるブランド化することが出来れば値引き競争に巻き込まれなくなります。
ブランドがないから、競争に勝つために飲食店が値引き安くしてしまう。
しかしそれをやり続けると結果はどうなるでしょうか?利益が薄くなるのです。
そうではなく、商品の価格は下げず、逆に値上げを狙う。
その価格に見合う付加価値をつけて、他のお店と差別化で生き残る。
つまりお客様が”あのお店は高いけど凄くいいよ”と思ってもらえるようにするのです。
高単価の飲食店、クラブ、キャバクラ、ガールズバー、ホストクラブ、は当たり前としている必須のコミュニケーション方法についてお伝えしてきます。
目次
心くばりの話術が心を開き、好感を生む
お店では必ず会話をします。
コミュニケーションをとる上でカギを握るのが話術です。
ですがこれは一方的におもしろおかしく話すことではありません。
聞き上手であり話上手であることが大切です。
ポイントは相手の立場になってものを考えるということです。
相手が話をしたそうであればその話を聞く。
相手があまり話しの得意な人でなければいろいろな話題をふる。
先ほどお伝えしましたが、相手の心を開くことからはじめます。
心を開いたとき会話が生まれてくるようになります。
なのでお客様と仲良くなって常連さんにしたいと思い、いきなりなれなれしく話してはいけません。
”親しき仲にも礼儀あり”という言葉があるように、礼儀はきちんと守りつつ、世間話をしながら、さりげなく相手の事を褒めたり認めたり共感していきます。
そうすれば次第に相手の心が開かれていきます。
そしてその中で、相手の関心事が聞ければしめたものです。
そうしたら、その話題を意識的に関心を持って掘り下げる、聞き上手になればいいいのです。
例えばゴルフが趣味の人にはゴルフの話をする。
ちなみに聞き上手とは場の雰囲気が読めるということです。
空気読める人と同じ事です。
逆に囲碁に全く興味が無い相手に、自分の趣味だからと言って囲碁の話ばかりしていたら、”もういいです”ということになるでしょう。
自分が知らないこと、好きではないこと、そう思わないということでも、相手が一生懸命話していたら、こちらも一生懸命聞く事です。
ミラーリングを活用しましょう。
”私はそういうことは興味ありません”や”そうは思いません”と言ってしまったらそこで会話が終わってしまいます。
もちろん相手も心が開けません。
なのでそういう時は”いい趣味をおもちですね”や、”そういう考え方があるのですね”と好奇心をもって聞き、微笑み、共感を示すのです。
相手の意見を受け入れるかは別として、いったんは”そうなんですね”と共感を示す。
この姿勢こそが大切です。
話し相手が相づちをうち、共感を示すと誰だっていうれしいものです。
そうすると会話のキャッチボールが出来るように、お客様との関係が円滑になり常連さんになってくれます。
なので会話では、自己主張したい気持ちをぐっと抑えて、まずは相手の意見を認めることが基本です。
素直な気持ちをもつことが聞き上手のポイント
ある程度相手が心を開いて会話がスムーズになっても、やはりこちらが一方的に話さない方がよいです。
相手があまり話をしない人でも、ある程度聞くことが大切です。
ちなみにこちらがしゃべるより、相手の話を聞いた方が勉強になります。
もちろん話上手を目指すのでしたら話した方が勉強になります。
話す事はエネルギーがいりますが、聞くことはあまり労力を必要としません。
会話はキャッチボールです。
ある時はピッチャーになる、あるときはキャッチャーにもなる事が大切です。
言葉のキャッチボールが出来れば、初対面でもその人と何年も前からつきあっているような感じがしてくるのです。
こうした事ができるようになればお客様も満足して高いけどいいよと思いまたお店に来てくれます。
ここで一つ質問しますが、相手に話してもらった方が人間関係が上手くいくと良く聞きますよね?
では初めてお会いしたお客様に話してもらおうとどんどん質問をしたらはたして上手くいくのか?
恐らく初対面の人に質問されても答えたくない、もっと言いますと相手の事が分からないのに自分の事を話したい人はあまりいないです。
よってここが今回の一番重要な接客方法ですが、まず相手を見て情報を掴む。
例えば体型に凄く気を使っていそうな方には、”私も日々ジョギングして太らないように気を付けていますがお客様も何かやられていますか?”と聞く。
ポイントとしてまずは”自分とはこういう人間です”とお客様に伝える。
そして話をして向こうが心を許してどんどん話してきたらこちらからは質問ばかりにする。
最終的には聞く8割、話す2割位が良いです。
お客様からすれば”このスタッフは信用出来る、話したい!!”と思われるようになる。
よってこちらから情報を与える必要があります。
これが私がお店で実践している方法。
売上の9割はリピーターのお客様です。
是非実践して頂けたらと思います。
今までなかなか常連さんになってくれないという方でも目に見えて効果が出るはずです。
まとめ
値段を下げるのではなく高くてもあのお店は高いけど凄くいいよとお客様に思ってもらえるようにする。
相手の立場になってものを考える。
相手の心を開くことからはじめます。
世の中の事、全てに好奇心をもてば自然に聞き上手になれる。
好奇心をもって微笑み、相づち、共感を示めせば誰だって喜んでくれる。
ある程度相手が心を開いて会話がスムーズになっても、こちらが一方的に話してはなさない方がよい。
言葉のキャッチボールが出来れば、初対面でもその人と何年も前からつきあっているような感じになれます。
その為にもはじめてのお客様にはこちらから情報を与える。
お客様が心を許してきたらこちらは聞く方に集中する。
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