居酒屋経営に必須な酒屋さんの選び方

今回は居酒屋経営で酒屋の選び方についてお伝えしていきます。

酒屋に関しての選び方ですが、答えから言いますと1社だけではなく2~3社と取引したり交渉した方が安く仕入れる事が出来ます。

私自身、酒屋は定期的に変えたり、他社の酒屋が営業に来て「酒屋どこ使っていますか?弊社でしたら今のお酒より安く出来ますよ!」と言われて酒屋チェンジで5%安くなったりもしました。

もちろん付き合いで良くしていたいている業者さんには一言、チェンジする前に相談します。

 

例えば1か月30万円酒代が掛かっている場合は年間360万円。

5%安く仕入れる事が出来れば年間18万円の経費削減になります。

18万円もあれば急に冷蔵庫が壊れたりした場合でも新品の冷蔵庫が買えてしまう金額です。

そんな場合でもリースで冷蔵庫を購入すればいいと思いがちですが、資金が全く無い方以外はリースはあまりお勧めしません。

話が長くなるのでリースに関してはまた別でお伝えします。

 

仕入先を増やす時間が面倒という方や、うちは今の酒屋の付き合いを大事にしたいと思う方もいると思います。

他には、大した金額ではないからという方でしたら無理に変えたり交渉する必要もないかもしれませんが1か月10万円の仕入でも月々5000円の経費削減です。

こういう積み重ねでお金を残していき、いざ急にお金が必要な時の為に貯めておく。

細かい経費削減を怠っていざ大きなお金が必要な時にお金がない。

「儲からないしもう廃業でいいや…」と思って辞めてしまう。

 

酒屋も1日でも営業し続けて仕入れてほしいと思っています。

何が言いたいかというと、売上を上げる努力も必要ですが経費削減出来る所はきちんとやる必要があるということです。

実際に居酒屋経営してきてお金が残っている状態と全く溜まっていない状態では日々の営業やモチベーションにも影響します。

なので今回は酒屋の選び方も含めて付き合い方についてもう少し細かくお伝えしていきます。

1.定期的に酒屋と連絡を取る

今まで付き合いがない酒屋を含めて話を聞いてみるという事です。

もちろん私たちが日々の営業で忙しくない時期、例えば2月や8月はお店が暇だから新しい酒屋を開拓してみようと、今つかっている酒屋に仕入値段などを相談してみるのです。

新規を取りたいと思っているやる気がある酒屋だったら「すぐお店に行きます!!」と来てくれる事もあります。

そこで話を聞くだけでも勉強になりますし、値段など条件が合いそうな場合は契約して仕入価格を全体的に安く出来る事が可能です。

 

今使っている既存の酒屋で値段交渉すると「さすがに値下げはちょっと…」と言われる事が多いと思います。

もちろんその時は他社がこの値段と言えば値段を合わせてくれたりもしてくれる事があります。

値段交渉、酒屋には申し訳ないと思うかもしれませんが、私たちも飲食店を含めて居酒屋経営していて、近くにお店が出来る、特に大型店が出来ると売上に大きく影響、日々戦いがあるのです。

酒屋も私たち飲食店経営者も生き残る為には仕方がないかと思います。

 

他に安くするしてもらう手段としては酒屋の力だけではなくメーカーを絡ませた方法です。

メーカーとはお酒を作っている会社です。

酒屋はそのメーカーから仕入れて飲食店に卸している、その利幅で経営しているのです。

他社の経営的な話になってしまいますが一般的に酒屋よりメーカーの方が利益率が高いのです。

よって酒屋だけに協力してもらうのではなく利益率が高いメーカーにも協力してもらうという方法です。

 

例えばメーカーでよくあるのが3本注文してくれたら1本サービスというキャンペーンを活用する。

3本の値段で4本買える、よって25%安く買えるという事なのです。

その時に既存のメニューにない場合は新しくメニュー変更しないといけないと大変だと思って面倒だからやめようと断念すると思った人が多い思います。

 

面倒だからと断念しない方法として、そのメニューやポップを酒屋やメーカーに作ってもらってメニューに差し込むだけにしたり、壁に貼る物を用意してもらう。そうすれば時間や手間があまり掛かりません。

お店側としては新しいお酒導入しましたとお客様にお勧め出来ますし、いつも飲む酒に追加でもう1杯飲んでもらう、単価アップにも繋がります。

他には入手困難なお酒。

例えば私のお店ではウイスキーを扱っていますが山崎や白州をネットでは2倍近い価格で売っていますが定価以下で仕入れています。

 

これも日々酒屋と良い関係が出来ているからだと思っていますが、こういう有益な情報はこちらから聞かないと教えてくれない事もありますので、お店が暇な時や時間が取れる時は酒屋と連絡を取ってみる事をお勧めします。

2.同業者から聞く

同じ飲食店経営者から話を聞くということです。

ここの酒屋は仕入値段が安いや、融通が聞くなど、メーカーとの付き合いが深いから協賛してもらいやすいなど。

あとは実際に自分が仕入れている値段と差があるか聞くことも有効です。

ちなみに酒屋は私たち、飲食店に卸す金額は店舗、会社によって値段が違います。

その理由については話が長くなるので割愛します。

また次回以降にでもお伝えしていこうと思います。

 

とりあえずは実際に居酒屋を経営していてお店によって仕入価格に差があるということです。

だったら1円でも安く仕入れて売った方が将来的にも経営で有利、その為にも同業者から話を聞くという方法はお勧めです。

これはお酒以外でも食材を仕入れる時にも使える方法なので、お店が暇と予測られる時期やスタッフの人員が足りていて現場に出る時間を減らせれば近くのお店に行って仲良くなって聞く事が可能です。

実際に私自身、同業者の居酒屋経営者から酒屋を紹介してもらって安くなったということがあります。

是非参考にしていただけたらと思います。

3.量販店の値段を伝える

もし今仕入れている値段と量販店、例えばドン・キホーテや業務用スーパーで売っているお店で仕入価格が安い場合は、その値段を伝えれば安くしてくれました。

理由として「食材買うついでに酒も買った方が安くなる、どうにかなりませんか?」と伝えてみる事です。

酒屋も売上が落ちる位なら少しでも安く提供しようと思う。

配送する手間はあまり変わらないから1本でも多く売りたいと考えていると思います。

 

広告品や期間限定の価格とかでは断られる事もありますが交渉して安くなるのでしたら確認程度で聞いてみるのもよいです。

以上3つのポイントを活用して仕入価格を安くしたり酒屋を選ぶ事をお勧めします。

値段交渉についてはお互い経営を続ける為に必要な行為。

 

安く仕入れる事によって少しでも経営を長くすることが出来る方法です。

酒屋もお店を1日でも長く続けてほしい、仕入れてほしいと思っている、よって協力し合う事が必要と考えていただけたらと思います。

なので酒屋に無理に「安くしろ!!他の酒屋を使う!!」など言われた方も気分が悪くなるような言い方はせずにあくまでもwin-winの関係になるようにしましょう。

まとめ

毎月5000円位でも日々積み重ねでお金を残していき、いざ急にお金が必要な時の為に貯めておく。

時間がある時や空いた時間で新規の酒屋から話を聞いたり、既存の酒屋から話を聞いて経費削減出来そうな事を考える。

同業者からお酒の値段など聞いて学ぶべき。

値段交渉はあくまでもwin-winの関係になるようにする。

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