お悩み:立ち飲み屋をしたいがコンセプトというかどのような種類の店ごいいか悩みます
その他ご質問:これからの開業を考えてます。
今回成果目標が月50万円の利益を確保したい。
お悩みが立ち飲み屋をしたいがコンセプトやどのような種類のお店がいいか悩みます。
ということでお伝えしていきます。
質問者の方がコンセプトやどのような種類のお店で悩んでいるということなので今回は居抜状態を上手く利用して開業。
そして開業する場所、立地で立ち飲み屋の需要があるかの確認。この2つに絞ってお伝えしていきます。
目次
1.資金を極力抑える
質問者の方は1店舗目のオープンだと思われるので極力資金を抑えて開業することをお勧めします。
開業資金を抑える方法はもう今までの記事で何度もお伝えしている通り居抜物件を活用しましょう。
そしてどのような種類のお店か悩んでいるという事は一通り料理が出来るという事が前提でお伝えしていきます。
例えば居抜物件が見つかった時、焼き鳥屋の居抜物件だったら焼き鳥かもつ焼きをメインにする。
スタンドバーの居抜だったらウイスキーやカクテルをメインのお店にする。
和食のお店で日本酒を保存できる冷蔵庫が多い場合は日本酒をメインにした立ち飲み屋にするなど。
居抜物件を取得した場合はその内装を活かしたお店にしないと居抜き物件ではじめるメリットがなくなってしまいます。
たまに居抜物件を取得したがいいが自分のこだわりを活かして内装費を余分に掛けてしまったという事を聞きますがそれでは居抜物件を活かしたという事になりません。
百歩譲ってお客様の為にという事(俯瞰して見た場合)以外は極力お金を掛ける必要はないです。
他には自分のお店(城)という事でかっこよく見せたい気持ちも分かりますが、商売で稼ぐためにお店をはじめるのか?
それともみんなにカッコいいと見られる事を優先するのか?
今一度はじめる前に自分に問いかけて確認しましょう。
他には店舗取得費用が安かったり、家賃が相場より安いと判断できたのでしたらその分内装費にお金を掛けるという戦略もあります。
理想の居抜状態で家賃も相場より安く店舗取得費用が安い物件はなかなか見つからないと思うので妥協してお店をはじめるのか?
それとも理想の物件が見つかるまで独立しないのか?
妥協してはじめる場合も妥協できる範囲や資金300万円以内でオープン出来るお店以外はやらないと決めるなど。
独立するまでに概ね決めておくことをお勧めします。
どうしてもはじめる前に適当に考えてしまっていると自分の理想の物件ではなくてもはじめてみたいという気持ちが強くて予算オーバーになってしまったり、契約後、なんでこんなに条件が悪い所で決めてしまったのか?という事になっていまいます。
何故思っていた事が出来なくなって違う事をしてしまうのか?
例えば今日は1日勉強しようと頭で思う(意識)してもいつの間にかユーチューブ見てしまったりネットゲームしてしまった。
気づいたら時間だけが経ってしまった(無意識)でやってしまうという事があると同じく、きちんと決めて意識しないと無意識で考えていたこと(意識していた事)以外の事をやってしまうに近い感覚です。
ちょっと何が言いたいかは理解しずらいと感じた方で理解したいと思った方は脳科学について学んでいただけたと思います。
話がそれましたが開業資金をきちんと決めて、居抜物件を活用して資金を抑えて開業することをお勧めします。
そこで利益を出して上手く経営出来る自信がついてからまたお金を掛けた自分の理想のお店を経営しはじめるでも遅くないと思います。
2.立ち飲み屋の需要があるのか
なぜわざわざ立って飲みたい人がいるのか?
そもそもその需要があるのか考えていきます。
もちろん質問者の方も今まで色々な立ち飲み屋を見てきて儲かってそう。
自分でも経営出来るのではないか?
やってみたいと思ったからから質問されたと思いますが。
その前にまずお店側のメリット、を考えてみましょう。
椅子を置かないので客数を増やせる。
そして普通に座れるお店に比べて立って飲む人の方が回転率が上がる。
確かにお店側も狭いスペースでも椅子が必要ないから客数を増やせてよいと思います。
ではお客様目線だとどうでしょうか?
どうせ飲むなら座って飲みたいと思う方がほとんどだと思います。
という事は立ってお酒を飲むという考えがない人からは敬遠される。
どうしても立ち飲み屋の人気店を見るとお客さんが入っていて回転もよくて儲かりそうと思いがちですが、実際新しい立ち飲み屋が出来てもお客様の入りが悪くていつの間にか店内に椅子が置いてあるというお店になってしまっているという事があります。
その事を考えるてまず立ち飲み屋をはじめる前に立ち飲みの需要があるかを確認する必要があります。
そしてなぜ座れるお店がある中、立って飲みたい人がいるのか?
ここからは私の考えと実際立ち飲み屋を経営していてはじめた理由をお伝えします。
私が経営するお店の周りには会社が多い。
おそらく日々忙しく働いているサラリーマンやOLが多いと判断。
だったらその忙しくしている会社員を狙った戦略として軽く飲める立ち飲み屋は需要があるのではないのか?と予想。
例えば上司が部下に飲みに誘う場合、座って飲める店だと長くなりそうで嫌だ、敬遠されそうだが立ち飲みで1~2杯30分だけ飲もうだだったら誘いやすいかも。
誘われる部下も30分位だったら付き合ってもいいかもと思える。
他には飲み会前に軽く0次会で飲む時も使えるし、飲み会後の2次会で軽くもう1杯だけ飲みたいにも使えそうなど。
だったら他には…という感じでお客様の流れや、どういう方に来てほしいか考えれば自然とお店のコンセプトが決まると思います。
是非立ち飲み屋をはじめる前には何故立ち飲み屋なのか?
座って飲んだ方が楽なはずなのに立って飲みたいのか?
という事をその地域のお客様目線で考えて喜ばれるお店にすれば、お店も続けやすいと思います。
飲食店を含めた居酒屋の市場が100とすれば今のところ立ち飲み屋の割合は1以下ということを頭に入れてお店をコンセプトを決めていきましょう。
まとめ
立ち飲み屋の開業を考えていて、コンセプトが決まっていないならその居抜状態と立地を活かしたコンセプトにする。
居抜状態を活かすためには極力お金を掛けない。
お店オープンして利益を出して資金を貯めてからお金を掛けたお店を開業しても遅くない。
自分のお店ということでカッコよく見せたい事より俯瞰したその地域のお客様目線のお店にすればお客様は来てくれる。
立ち飲み屋を開業する前にそもそも立ち飲みの需要があるのか?と考える。
お客様満足度の積み重ねが売上に影響していきます。
初期費用を抑える事は、とても大切ですね!
キラキラ起業女子は、見栄が優先して、良い立地に綺麗なオフィスを構えてしまうのですが、固定費を回収できなくなるケースが多いです。