知らない土地で居酒屋開業は失敗する可能性が高くなるから注意!

今回は居酒屋開業で知らない土地で開業は注意すべきということでお伝えしていきます。

 

私自身、居酒屋経営して13年目ですがあまり知らない土地で出店して大きな損失を出した時がありました。

知らない土地といっても1店舗目が上手くいってそのお店から徒歩10分位しか離れていない場所でオープン。

しかし全く上手くいかなかった。

 

今までの1回の出店損失で大きい金額としては2000万円の損失。

ちょっと高いですが授業料だと思っています。

コツコツ稼いだお金が一気に無くなってしまい落ち込んだ時期もありました。

この損失さえなければ今頃は…と思ってもお金は戻ってこないので是非私みたいな大きな損失を出さないように注意しましょう。

 

その為にも今までの記事を何度も見直していただけたらと思います。

知っている土地、相場を理解していても一度そのエリアで働く事によって分かる事が沢山あります。

よって一度そのエリアで働く事が場所選びで失敗しない一番の方法です。

 

特に都内の場合は1分歩くだけで家賃が5倍位変わる場所もあります。

10坪10万円の家賃が10坪50万円の家賃。

売上も5倍見込めるなら10坪50万円の場所を選んでもいいのですが実際は10坪10万円の場所と10坪50万円の場所でも売上がそこまで伸びなくて経営に苦しむ。

実際の私がそうでした。

 

利益を出す基本的な事は同じですが戦略が変わってきます。

なのでお店をオープンするときにはその場所のやり方が必要になってきます。

そのやり方が理解していないと知っている土地でも知らない土地扱い=成功が厳しくなってきます。

大きな損失を出さない方法は今までの記事を含めて今回は場所選びのポイントとしてお伝えしていきます。

知らない土地で居酒屋開業する時の注意点についてと私の失敗談も含めてもう少し細かくお伝えしていきます。

都内は徒歩1分で家賃5倍の差

都内の場合は1分歩くだけで家賃が5倍以上高くなったり、さらに1Fと2F、地下でも家賃に2倍以上差があります。

それだけ人通りによって差がつくのですが、個人居酒屋経営ではちょっと駅から離れた場所の家賃がリーズナブルな所をお勧めします。

家賃は固定費なので特にはじめてお店をオープンする方は、売上の予想がつきずらいと思います。

オープンする前に沢山お客様が入るイメージをされると思いますが、最悪これくらいになるなど予想だけはしておきましょう。

 

出来ればその最悪した予想売上だとしても経営出来るようにすればベストですがなかなか上手くいかないと思います。

私自身、今まで一度も予想通りにいった事がないのですが、その予想の幅のブレがだいぶなくなってきました。

経験で多少は予想の的中率が上がる感じです。

なのでどうしても失敗、苦しい経営をしたくない場合は出店ハードルを高くする、本当に理想の物件、家賃価格が出るまで出店しないというのもありだと思います。

 

居酒屋が出来る店舗は都内を含めて沢山空きがあります。

毎年空き店舗が増えてきている気がします。

家賃は安ければいいと思っている人もいますが、今まで何度もお伝えしている通り、相場を知って割安か割高を判断する必要があります。

よって駅から離れていても人通りも大通りほどはなくてもそこそこある。

それで家賃も高くない所を選ぶ感じです。

地方の車社会の場合でも大通りから一本入った位を狙う方法もいいと思います。

 

他には駅から降りる出口によって客層やお客様の流れが全く違います。

地方ではそこまで差がないですが都心や東京23区内のでは大きく差があります。

そのお客様の流れを知った上でお店のコンセプトを決める必要があります。

 

例えば駅から徒歩15分位、時間を掛けてでもお店に来てみたいというお客様を掴む戦略でしたら家賃の安さを重視すべき、逆に3等地に出店すべきです。

いい場所というのは一般的に歩いたり車で走ってお店を見つけて入ってみたいと思い入店してくれるお客様の数です。

いい場所でお店に気づいてもらってもお店構えや看板など「入ってみたい!!」と思われて入店されないといい場所でやる意味がありません。

なので家賃が高い良い場所では店構えや看板などにこだわる必要があります。

 

その分チェーン店はお店の見せ方が上手いですし看板を見ただけでお客様が来店される。

信用というブランド、安心があるので一等地に出店するメリットがあります。

どうしても個人飲食店では一等地の場所を活かせない、活かしきれないので先ほどお伝えした通りちょっと駅から離れた場所の家賃がリーズナブルな所をお勧めします。

 

先ほどお伝えした事の続きですが、例えば都内だと10坪10万円の家賃が1分歩くだけで10坪50万、5倍になる事があります。

10坪50万円の家賃が高いから駄目という事ではなく10坪50万円の土地を活かせるかどうか?

もしくは10坪10万円の場所を活かせるか?ということなのです。

 

マクドナルドや大型チェーン店では1等地の所しか開業しない理由の1つに人通り、お店の大きさ、家賃相場、周辺環境、人通り、車通り、など条件に合えば出店。

その条件が合わなければ出店見送りになるのです。

なので都心で10坪前後10万円前後の家賃では借りる人は個人飲食店の方やテイクアウトメインの店舗がほとんどで限られてきます。

チェーン店が狙わない場所なので個人飲食店、個人居酒屋経営には狙い目、割安の物件を探しやすいです。

 

次に30坪30万位の所はどうなのか?これでもまだ飲食チェーン店は出店しない場合がほとんどです。

2等地を狙っているチェーン店には当てはまる事があります。

都内や繁華街でも坪1万円前後では場所が悪いと判断しますが、地方の車社会の場合は坪1万円前後でも一等地になる事もあります。

 

一般的にチェーン店が狙わない所になるので個人飲食店や個人居酒屋には狙い目です。

そうなると自然とチェーン店は1等地の良い場所を選ぶから私たち個人ではじめる場合には情報が回ってこない。

回ってきてた頃には条件が悪い1等地だったりします。

 

条件が悪い1等地では成功する確率が下がる、よって私たちは2等地や3等地でチェーン店に先に場所を取られない良いエリアを狙っていく必要があります。

先ほどもお伝えした通り、駅から少し離れていたり、大通りから一本入った所など人通りや駅からの距離も含めて総合的に判断する必要があります。

個人居酒屋経営にもマクドナルドにも、チェーン居酒屋にもその場所にあった戦略があります。

よって高くてもその場所を活かせれる人や会社が借りて、安くてもその場所を活かせる、個人居酒屋経営の方がその場所を借りて経営するのです。

 

場所選びも含めて考える事としては、自分のやりたいお店のコンセプトでどれくらいの売上、損益計算を予想、考える必要があります。

この数字を出すのが結構難しいから居酒屋経営をはじめても廃業に追い込まれる事もありますし、逆に予想以上にお客様が入って利益が出ることもまります。

そして一般的に全く知らない土地の場合は予想に大きくズレ(差)が出てしまい、知っている土地でしたら予想した小さいズレ(差)で済みます。

この数字を出す方法をお伝えしたい所ですが、細かい所をお伝えすると内容が相当長くなってしまうので今回は割愛、また次回以降でお伝えしていきます。

 

簡単にお伝えするなら、このエリアで周りの状況、人のが住んでいる状況やオフィスなのか?

周りの飲食店のレベルを含めて周囲の居酒屋が繁盛しているからうちもオープンすれば繁盛すると思いがちですが、見えない所で凄い努力されているから繁盛しているなども考慮する必要があります。

一概にこうと言えないのです。

 

もちろん私が細かくきちんと計算しても予想した数字になる保障はありません。

なので手っ取り早いのは出店しようとしているエリアで自分がやってみたいコンセプトや場所にあっているお店で働く事が一番の近道です。

働きながら周りの飲食店の情報も聞けるし、そのお店の店長やオーナーからも話が聞けます。

先ほどもお伝えした通り、場所によって1分歩くだけで家賃相場が5倍も差がある所もあるということを頭に入れて知らない土地では開業する前には注意しましょう。

私の失敗談

実際に相場を知った上でも私が出店する時に失敗したことをお伝えします。

割安で極力場所が良い所を探していて見つけたのが駅から徒歩1分

地下1Fの約25坪、家賃50万円。

ちなみに1Fだと120万円位はすると知っていて、人通りが相当ある場所(1分間100人、時間帯によりますが)だったので「これはいける‼」と判断したが、結果2000万円の損失で終了、撤退しました。

 

場所、人通り、家賃相場も問題ないと判断しての結果です。

もちろん数字だけ見れば問題ないのですが、当初予想した客数より圧倒的に下回りました。

場所か良いからオープンしてもお客様がすぐに入ってくれると勝手な判断で運転資金がほとんどない状態から経営してしまい、借入もして毎月返済にも追われて身動きが取れない状態に。

資金がないから広告も打てないし、人件費も余裕がないから減らすように指示したり、スタッフのモチベーションも下がる。

どうしても資金が回らないから苦肉の策で両親から100万円借りました。

しかしこの100万円も1か月で飛んでしまい悔しさは今でも覚えています。

 

1か月100万の損失だと年間1000万円以上の損失が出る事を考えたらもうこれ以上は続けれないと思い撤退を考え、逃げの戦略に切り替えて営業。

赤字を極力出さないようにして最終的には大家さんに事情を説明して契約以外の内容、スケルトン返しや頭を思いっきり下げて滞納家賃を交渉して免除。

結果2000万円位の損失で済みました。

当時は私自身も20代前半だったという事と、借りている大家さんが上に済んでいたので相当大目に見てもらいました。

 

話戻りまして土地勘がある場所でも基本的な相場などわかっていても、そううまくはいかない事が必ずあります。

もちろん適当になんでも決めてしまったという自分の知識、経験不足もあります。

今ではその失敗を活かして以前程は大きな失敗をしないよう、同じ失敗はしないようには気をつけています。

私みたいに大きな失敗せずに経営していただけたら嬉しく思います。

 

なんせ当時の私は、本などに書いてある情報だけで経営していたので大きく失敗するのは時間の問題だったと思います。

どうしても居酒屋経営を含めて経営で必ず成功する方法はないです。

但し成功する可能性が高い方法はあります。

そして成功すると利益が大きい経営ほど、リスクが高い傾向があります。

 

逆に一気には大きく成功する事はないと予想してコツコツと少しずつ売上を伸ばしていく方法もあります。

経営はどのやり方ではじめるかも自分で決めれます。

最短で大きな利益を出していきたいのでしたらリスクを取っていかないといけないし、まずは続ける事が大事という方もいます。

もっと詳しい事を知りたい方は直接コメントなどしていただければお答えしていきますし、今後も有益な居酒屋経営に関する情報をお伝えしていきます。

まとめ

知らない土地で開業する場合はその土地ではじめたい業種に近いお店や場所で働く事が知らない土地→知ってる土地という事になる。

どうしても失敗、苦しい経営をしたくない場合は出店ハードルを高くする、本当に理想の物件、家賃価格が出るまで出店しない。

今まで何店舗も場所選び、出店しているチェーン店でも出店ミスはある。

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