居酒屋経営するには調理師専門学校に行って調理師免許を取得した方がいいのか?

居酒屋経営する為には調理師専門学校に行った方がいいですか?料理もそこそこ美味しい物を提供したい。
しかし全くの素人、包丁もほとんど握った事がない私にはいきなり現場で働くよりまずは基本的な事を学んでから現場に入った方がついていきやすいと思うのですがどうでしょうか?

という質問内容の事でお伝えしていきます。

 

結論から言いますと全く包丁が握った事がない方でも料理人の世界に入っても全く問題ありません。

その理由をお伝えしてきますが調理師専門学校はお金を払って調理したり食材の知識だったり飲食店では問題になる食中毒について学べるのです。

逆にいきなり働けばお金を貰って調理したり食材の知識だったり飲食店では問題になる食中毒について教わるのです。

 

もちろん調理師専門学校に行った方が丁寧に細かい所まで教えてもらえるし、時間を掛けて学ぶメリットもあります。

そして1年間通えば調理師免許も貰えます。

お店に調理師免許を額に入れて貼っておけば少なからずお客様はこのお店は安心出来ると思ってもらえると思います。

今回は調理師専門学校に行った場合のメリット、デメリット。

いかずにいきなり現場で働く時のメリット、デメリットについて計4つに分けてお伝えしていきます。

調理師専門学校に行くメリット

私自身、高校を卒業後、1年間調理師専門学校に通いました。

和洋中、全て一通り作りましたし、そこで改めて何料理を学びたいか、何の料理が好きなのかじっくり考える事が出来ました。

学校に入る前はフレンチやりたかったと思っていたがいざやってみるとちょっと自分には合わない、逆に強い火で一気に炒める中華料理が魅力的に見えて中華料理を学ぼうと考えが変わったりもします。

 

ちなみに2年間の調理師専門学校もありますが、1年目は全て一通りやって2年目からは選択したコース、例えば和食を選択した場合、2年間のうち残り1年間は和食を学び続ける感じです。

居酒屋経営でも必ず和洋中の料理を基本にして料理を決めたり作ったりします。

よって居酒屋経営でも美味しい料理を提供したいと思っている方は学校卒業後は和洋中のどれかに決めてそのお店で料理を学ぶようにしましょう。

 

調理師専門学校を出ている人と出ていない人では圧倒的に調理に対する知識や食材の扱い方に差が出ます。

調理する前のちょっとした工夫や食材の保存方法、扱い方で菌の増殖を防いだり、食中毒の知識。

私個人的に思うのが調理師専門学校に通っていない方はお客様に提供する料理は扱ってはいけないというようにした方が食べる方も安心、安全で良いと思っています。

もちろん調理師専門学校に行っても全く学んでいない方もいますのでご注意下さい。

 

あとは調理師免許を取得する場合、2年の実務経験と筆記試験が必須ですが、調理師専門学校だと1年で取得出来きます。

他には一流のお店で働く場合は調理師専門学校をきちんと出ていないと採用してくれないという所もあります。

しかし今では飲食業は人手不足なのであまりそういう所は少ないと思います。

 

あとは学校に行けば同じ志を持った友達が出来る所です。

よく大学に行くメリットとしてその学校で知り合った友達が大事と言う方もいます。

調理師専門学校に行くデメリット

お金が掛かる事です。

年間約100万円位掛かると言われています。

学校に100万円使う位なら今後お店を出店する費用に回したいと思っている方がほとんどだと思います。

 

他には授業内容が調理以外の知識を教わる事が多い。

学校の勉強はほとんど社会に出て必要な知識ではないと同じくどうしても居酒屋経営には必要がない事も沢山あります。

手っ取り早く稼ぎ、短時間で学び早く独立したい方には調理師専門学校にはあまり行く必要がないかもしれません。

調理師専門学校に行かずそのまま働くメリット

お金と調理技術が両方手に入る事です。

もし今飲食店で働いている人で拘束時間が長くサービス残業ばかり、給料も少なく上がる見込みがないと思いがちの人は給料ももらえて調理技術が学べるのは凄くありがたいことだと考えを変えて働きましょう。

逆に給与が少なく拘束時間が長く学ぶ事がないというのなら今の働き方について考え直す必要があると思います。

 

そして今何故飲食店で働いているのか?

良くないのがなんとなく働いているパターンです。

他で働くところがなかったや飲食店だったらすぐに採用してもらえると思ったからなど。

そういう気持ちで働いているとどうしても他と比較して給与が少ないや休みが少ないと考えてしまう、そして仕事のモチベーションも上がらず嫌々働いてしまう。

それでは会社でも評価がされるはずがないです。

 

きちんと将来の事を考えて働く、例えば独立したいという目的で雇われで働いているのでしたら給与が少なく拘束時間が長くてもその分学べる事があるので特に不満もなく働けると思います。

私もそうでしたが1秒でも早く独立する気持ちで全力で働いているはずなのでそんな不満に思っている暇がないのです。

他には独立する気がないが有名な料理人になって将来的には高い給与を貰いたいということだった場合、最初は給与が低くても努力次第で評価されてどんどん給与アップしてもらうことも可能です。

 

ちなみに上手くいっている飲食店のオーナーの給与と雇われ店長とでは圧倒的に貰っている給与の差があります。

そして雇われの場合は徐々に給与が上がる事が一般的ですが独立すると一気に給与を上げる事も可能ですし、上手くいかなければ働いてもマイナス、給料がマイナス20万円とかもあります。

 

話戻りますが、調理師専門学校に行かずそのまま働くと学費も用意する必要がない、そのお金を出店費用に回せる事。

働きながら給与と技術やノウハウを学べていち早く独立することが可能。

拘束時間が長いからお金もどんどん貯まっていき、調理技術や資金が全くない状態からでも3年位で必死に働けば独立し大きく稼ぐ事が可能です。

調理師専門学校に行かずそのまま働くデメリット

全く基本的な事をやらずに飲食店、特に料理人として働く場合は働くだけで大変、ついていくだけで精一杯という事があると思います。

私自身、中華料理人の見習いで働いた時は調理師専門学校で最低限学んで働いたので多少は包丁が使えたり、調理器具の扱い方、危険な事もある程度把握していました。

それが全く分からない状態、出来ない状態だとある程度の覚悟が必要です。

 

飲食店も人手不足で教える余裕もない所もありますし、みんな自分の仕事で精一杯で見習いの自分は放置される。

そこでぼーとしていると怒られる場合もあると思います。

いきなり切りものをお願いされたり、切ったはいいが大きさが駄目だと言われたり、もっと早くやれと言われ自分の手を切ってしまうなど。

中華料理だと熱い火が周り中に上がったり油が飛んできたり熱い鍋に触ってしまい火傷。

中華料理屋で働いた人しか分からないと思いますが蒸し器、セイロの蒸気で必ず1度は火傷します。

 

もちろん職場によってきちんと1から丁寧に教えてくれる所もあります。

よって全く基本的な事をやってない状況でいきなり調理場で働く事が辛くて断念するのだったら、調理師専門学校で基本的な事を学んで働いた方が少しは楽に働けます。

しかし調理の世界も含めて私たち、特にこの記事を見ている方は少なからず独立を目指して飲食業で働くと思うのでそんなちょっと辛いことで続かないようでしたら独立しても上手くいかないと思います。

独立する人も、厳しい修行を乗り越えて独立していますし、その独立した人同士、粒ぞろいの戦い独立が待っています。

だったらあえて厳しい職場に入って将来の為に自分を鍛える、辛くても独立したときの肥やしになるという気持ちで働ければ辛いときも続けれると思いますし、独立後の辛い状況でも見習いの時に比べたら今の状況は楽と思えて続けれると思います。

まとめ

全く包丁が握った事がない方でも料理人の世界に入っても全く問題はない。

調理師専門学校のメリットはじっくりと食に関する事が学べたり調理師免許が1年で取得出来る。

調理師専門学校のデメリットは年間100万円位の学費が掛かる。

行かずそのまま働くメリットとして独立資金を貯めながら調理技術やノウハウを学べる。

行かずそのまま働くデメリットとしてついていくだけで精一杯という事がある。

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