今回は居酒屋経営で限りなく閉店しない方法をお伝えしていきます。
飲食店はオープンして3年以内に7割閉店に追い込まれるというデータがあります。
その原因のほとんどが売上不振を占めています。
売上が低くて閉店に追い込まれてしまう理由として売上から経費を引いてマイナスになる。
よって赤字という事になれば資金がどんどん減っていく。
赤字にならなければ資金が減らず何とか経営出来るはずです。
もちろんプラス±0でも税金や生活費が必要なので多少なりとも利益が必要だと思います。
経費に掛かる割合が高い費用を上げるなら4つ。
原価、人件費、家賃、借入返済。
こちらを調整することによって限りなく閉店に追い込まれる事はありません。
今回の内容は利益重視ではなく長年お店を続けていく方法について詳しくお伝えしていきます。
利益を目指す方法については以前の記事を参考にしていただけたらと思います。
目次
原価
食材や酒代がほとんどだと思いますが、今一度仕入れ価格を他社と比較してみましょう。
一般的に少ない量を仕入れる場合は業者を使わずに近くにスーパー(業務スーパー)から自分で買いに行った方が安くなる事が多いです。
特にスーパーなどは特売などを利用すると業者から仕入れるより半分の値段だったりすることもあります。
お酒や飲料も量販店から仕入れた方が安くなることが多いです。
最近はクレジットカードが使えるお店がだいぶ増えてきたので支払いはカードを使用。
カードを使用した場合、請求された金額の1%還元というポケットカードを使えば更に仕入れ原価を抑える事が可能です。
しかもクレジットカードなので支払日を遅らせる事が可能。
但し支払いが厳しいからといってリボ払いにするのは止めましょう。
金利で約14%発生してしまうのでせっかく1%還元してもらえるのに意味がありません。
もちろん買いに行く時間が必要になるので通勤途中にあるのでしたらそこまで手間が掛かりませんが、安いからといって必要以上に遠い場所まで行くのは費用対効果を考えて行きましょう。
実際に食材を目で見た方が勉強になったりおすすめメニューを考えやすくなるメリットもあります。
人件費
売上が上がらない場合を想定し最悪1人でお店をやる方法を考えておきましょう。
その為に極力お店の大きさはコンパクトにする。
大きい場合は客席を減らしたりする。
1人で経営出来るお店だったら人が辞めたりした場合や急にアルバイトスタッフが休む場合に困る事が無くなる。
よく言われている飲食業は人手不足という影響が解消します。
人手不足の対策についてはこちらの記事を参考にしていただけたらと思います。
他には雇うという場合は社会保険など有給、残業代を与えなくてはいけないので、雇うのではなく業務提携という方法を活用しましょう。
飲食業ではあまり馴染みがない方法ですがIT業界や美容室では当たりまえに行われています。
どうしても今の時代、雇うにもリスクがあるので、雇われている方は不利になりますが安定するまで人を雇わない、業務提携として働いてもらう。
余裕が出来たら採用するという方法をお勧めします。
私も採用したスタッフが残業代を払ってくれや有給を消化したいなど社会保険料の支払いで苦しんだ時期がありました。
1人に残業代や有給を与えるのならいいのですが、1人与えるとみんなにも与える必要がある為、よく考えて採用することをお勧めします。
家賃
家賃に関する記事がありますので参考にいていただけたらと思います。
究極、家賃をかけない方法は持ち家や持ち物件で居酒屋をはじめる事です。
他には1階が店舗で2階が住まいの物件。
あまり現実的ではないかもしれませんがお店をはじめて利益が出るまでお店に住むという方法もあります。
他には営業しない日や時間など場所貸しにする方法もあります。
私の場合、ほとんど家にいないのでシェアハウスで家の家賃を半分負担してもらう事もしていました。
やり方次第で場所貸しやシェアハウスだけで毎月10万円位は浮いたりします。
もちろん場所貸しする場合もきちんとルールを決めたり、賃貸借契約の住まいをシェアする場合は契約書などの確認が必要です。
借入返済
借入ではなく今の時代は出資してもらう方法もあります。
クラウドファンディングについてはこちらの記事を参考にしていただけたらと思います。
借入した場合は返済する必要がありますが、今の日本では返済しなくても命まで取られる事はありません。
よく借金が返済できなくて自殺したという話を聞いたことがあると思いますが、対策をきちんと考えておけば自殺などする必要ないですし、自殺という考え方にはなりません。
借金=悪と考えてる人が多いですが大企業のトヨタもソフトバンクも20兆前後、借金をしています。
借入をせずに会社の規模が大きくなっている所はほとんどありません。
以前の記事でもお伝えしましたが時間を短縮することが出来る便利な物がお金です。
例えば居酒屋をオープンしたいと思って借金という行為が認められなかったらお金が貯まるまでオープン出来ません。
お金貯めるのに5年掛かるのを借入という便利な方法を利用すれば半年という期間でオープン出来ます。
更に借入して返済しないといけないという気持ちで頑張れる人でしたら尚更よいと思います。
ちなみに一般的に借金には良い借金と悪い借入という考え方があります。
例えば借金をして高い車を買った。高い車だと維持費や保険料が高く借金したのに更に支払いが増える。
居酒屋経営だと借金をしてお店を繁盛することが出来れば借金してよかったとなります。
高い車を買って、日ごろのモチベーションが上がって仕事に集中出来れば高い車を買うのも良い借金になります。
居酒屋経営でも借金をしてお店がうまくいかず借金だけ残ってしまったら悪い借金になります。
何が言いたいかというと今後の結果で良い借金か悪い借金か変わっていくということです。
だいぶ話が逸れましたがその事を考えて借入を活用することをお勧めします。
あともう1つ、銀行からどうしても返済が厳しいようでしたら、とりあえず金利だけ返済するという方法もありますので、一度相談する事もお勧めします。
但し余分な金利や今後借りづらくなるということは頭に入れておいてください。
まとめ
持ち物件で借入せずに人を雇わないで経営するとまず潰れる事はありません。
仕入れ原価を安くする方法や家賃を払っている場合はシェアを活用する事によって固定費を減らせる。
借入する場合は最悪なパターンを想定しながら、良い借金と悪い借金があるといういう事を頭に入れておく。
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